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三重県四日市市の株式会社鈴木製麺は、昭和22年に製粉・製麺業として創業し、昭和57年に株式会社設立して現在は製麺を専業にしています。 製造している麺類は、ラーメン、うどん、そばの他に餃子皮、春巻皮と多岐にわたり、その内約3割を冷凍麺が占めています。
― 本日はよろしくお願いいたします。 ではまず、鈴木製麺様について教えてください。
製麺業をしています。ラーメンやうどん、そば等、麺類なら何でも作っています。 ラーメンの生麺に関しては、三重県北勢部でのシェアは約5割を占めています。冷凍麺については、うどんのチェーン店への販売が多いですね。 冷凍麺は、うどん以外でも様々な麺を作るようになっていて、つけ麺の冷凍麺もあるんですよ。生麺だとすぐに傷んでしまいますが、冷凍麺は長期間保存できるので、幅は広がってきています。 それに、流通技術も発達したので、海外への輸出も可能になりました。
― 冷凍麺の業界はどのような状況ですか?
先ほども言ったように、幅が広がってニーズも高くなっています。流通が発達したことで、どこにでも配送することができるようになって販売経路も広がりましが、逆に言えば、どこからでも入ってくるので競争が厳しくなっています。
冷凍麺の業界は大手さんがほとんどで、うちの規模が一番小さいんですよ。冷凍麺は設備にお金がかかるので、いち製麺屋がやる仕事ではないんですよ。 なぜうちができるかと言えば、冷凍麺が流通し始めた最初の頃からやっていたからです。 あとは、大手さんだと10万食、20万食の単位での製造になりますが、うちは5,000食からできるので、お客様のニーズに合わせて、柔軟に対応できることが大手さんとの違いですね。
― 低炭素化支援に依頼したのはどんな事ですか?
冷凍麺の製造ラインの1ラインの冷凍機を新しいものに変えたので、それについての省エネの補助金申請をしてもらいました。
■低炭素化支援 松島 一般社団法人環境共創イニシアチブの『エネルギー使用合理化事業者支援事業』の補助金に申請しました。これは、省エネ設備および工事費の1/3が補助されるものです。 ⇒ 補助金活用支援 https://www.teitannso.jp/category/1393964.html
― 補助金の申請を依頼したきっかけは何ですか?
設備が古くなり、効率が良くなかったので設備を新しくしようと思っていたんです。昨年(2012年)11月頃から考えていたんですが、その時は補助金のことは知りませんでした。 電気料金も上がってきていますし、省エネ型のものにしたいと思って探していました。その過程で補助金のことも知って申請しようと決めたんです。
― 申請にかかった期間はどれくらいですか?
通常の公募期間(1次〜3次)が終了していたので、次年度の申請を考えていました。 その相談をするために今年(2013年)1月の初旬に松島さんにお会いしました。ところが、臨時で4次公募が行われることになったので、急きょ申請することにしたんです。
■低炭素化支援 松島 公募期間が2013年1月10日〜24日でした。申請したのは1月22日。審査の結果は2月8日におりました。 その後、2月中旬から28日まで工事を行い、確定検査を受けて3月末日に補助金が入金されました。 1年後、今回の施工に関する省エネ効果の報告が必要となります。
― 申請の準備期間が短かったですが、大変なことはありましたか?
松島さんにお任せしていたので、特に大変なことはありませんでしたね。とてもスムーズにやっていただけました。こちらでは、過去一年の電気量や、生産量の書類を出すくらいでしたから。
― 設備を新しくして、まだ間がありませんが、省エネ効果はありましたか?
電気の使用量は1ヶ月で2割くらい下がりました。今後、1年を平均すると、1割〜2割くらい減らせるんじゃないかと予測しています。 特に、夏場のピーク時にどれくらい最大電力が減るのかが楽しみですね。やはり、電気料金を削減するためには最大電力を下げることが重要ですから。
― 今後も省エネに関する取り組みの予定はありますか?
冷凍麺のもう1つのラインも今年(2013年)秋頃に省エネ対応のものに変更する予定です。 それから、ボイラーを重油からガスに変えようと思っています。今使っている重油ボイラーの地下タンクがもうすぐ50年になるので、直さなくてはいけないんです。これを機に、安定しているガスに変更しようと思っています。
― 予定されている省エネ設備に関しても補助金の利用を考えていますか?
はい。補助金の制度があれば、積極的に利用したいと思っています。 当然ですが、設備・機械は古くなり、効率が落ちてきます。設備投資にはお金がかかりますが、その一部を補助してもらえれば、設備投資もしやすくなります。それに、省エネ型の新しい設備で光熱費も下がりますから、ダブルでメリットになりますよね。
― これから省エネ設備投資を考えている方にアドバイスはありますか?
自分ではとてもできないな、という印象でした。その業界に精通した専門家にお願いした方がスムーズに、間違いなく進められると思います。 知り合いにも、省エネ設備の導入を考えている所があると思うので、その時にはぜひ松島さんを紹介したいと思っています。
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